コードブレーカー ウォルターアイザックソン
知りたいから読みたいんだけど、ちょっと油断するとなんだかわからなくなっちゃうので、
ちょっと前にもどって読み直したりしてるとすぐに眠くなるんだなー。
今回のと従来のワクチンと何が違うのかが解ったらいいなぁ…と思って読み始めた。
解るにはわかったけどさ、
生命の起源、
DNAの解析、
RNAの基礎研究、
微生物ハンターの好奇心、
ヨーグルトの菌をウイルスから守れ!、
発見発明の競争、
パンデミック、
競争と協力、情報の共有、
細菌がウイルスと戦い10億年かけて進化してきた免疫システム「クリスパー」
クリスパーキャス9→ゲノム編集ツール
バイオハッカー、
生物多様性の哲学・・・
要素が盛りだくさん過ぎるよ。
最後の頃は、あれ~クリスパーってなんだっけか?って読み返すわけだ。
理解は半分も出来てないかな。
それでも、少しは解ったよ。
従来のワクチンは弱毒化したウイルスをベースに免疫系を始動させる。
遺伝子ワクチンはチンパンジーの風邪のウイルスのゲノムにコロナウイルスの遺伝子コードを組み込んで投与して、
ヒト細胞自体にウイルスを生成させて、免疫系を始動させる。(アストラゼネカ)
mRNAワクチンは・・・(実はこのへんからよく理解できてない(^_-)-☆)
コロナウイルスのスパイクタンパク質の作り方を転写させたRNA(転写して運んで核外の細胞質で機能するのがRNAの得意技なんだとさ)
を小さな油性カプセルに入れて腕の筋肉に注射してヒト細胞自体にコロナのスパイクタンパク質をつくらせて免疫系を始動させる。(ビオンテック/ファイザーとモデルナ)
まあ、そういうことだ(*_*)
特許やビジネスのために情報の共有や研究の協力が難しかった天才科学者たちが、
世界がコロナウイルスと戦い始めた2020年1月以降、
すべての情報を無料でオープンにして協力しながら最速で検査薬、
ワクチン、抗ウイルス薬を開発していく姿はいいなぁ。
あんまりおもしろくない本だったけど、いい本だな。
今後はインフルエンザワクチンもRNAワクチンになるんだろうね。
ガン治療も出来そうなので、これも世界中で協力して
最速でやれるといいなぁ。
最高のノンフィクション小説なんだけどさ、
途中ちょっと浮気して、超ド級フィクションの「最後の戦慄」を間に読んだー。
だって飽きるんだもん。
まあ、でも「コードブレーカー」もSFみたいな本だけどね。